(1)芳香族SN1反応(アリールカチオン機構)
基本形(一般式)
(ベンゼンジアゾニウム塩の生成法)
<<反応機構>>
(2)Sandmeyer反応[第一銅塩(Cu+)を触媒とする]
<<反応機構>>
(3)Schiemann反応(フルオロベンゼンの合成)
<<反応機構>>
3.アルキルベンゼン側鎖の反応
・Rの部分を側鎖と言う。
R=アルキル基:アルキルベンゼンと言う。
たとえば、R=メチル基:toluene
R=エチル基:ethylbenzene
R=イソプピル基:isopropylbenzene(cumene)
R=アルケニル基:アルケニルベンゼンと言う。
たとえば、R=ビニル基:styrene(phenylethene,vinylbenzene)
(2)ベンジル位ラジカルとベンジル位カチオン
4.アルケニルベンゼン
(1)共役アルケニルベンゼンの安定性
問.主生成物はBかCか?
(2)アルケニルベンゼンの二重結合への付加
考察 (1)過酸化物がある場合(ラジカル連鎖反応である)
~メモ~
・ホモリシス(homolysis):2個のラジカルが生じるような分解(開裂)。
(同一) 酸素原子の持つローンペアが反発するため
・ヘテロリシス(heterolysis): R―X → R⊕ + :X⊝
(異なった)
(3)側鎖の酸化…側鎖部の―Rが―CO2Hになる。
(4)ベンゼン環の酸化…ベンゼン環が―CO2Hになる。
5.合成化学応用
反応に用いる試薬と生成物が一致するように覚えるべし!以下の反応は全て出てきたものなので分からなかったら戻って確認すること。省略しているが反応機構も覚えておくべし!
(3)保護基の利用
・アニリンを直接ニトロ化するとベンゼン環が硝酸で酸化されてしまい、ベンゼン環が壊れてしまう。
(4)二置換ベンゼンにおける配向性の問題
問1.主生成物はAとBのどちらか?
(ヒント:より強力な活性基が配向性を決定する)
問2.主生成物はAかBかCか?
~メモ~
供与性基と吸引性基の両方がついている場合、配向性はオルト/パラ配向性となる!!!
アルケニルベンゼンの二重結合への付加の結果が間違ってます。二重結合がついたままです。
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